- Home
- 原山NEWS, 省エネ・コスト削減商品
- ポンプから見た省エネ提案
原山NEWS
9.82017
ポンプから見た省エネ提案
川本ポンプさんの勉強会を社内で開催しました。「ポンプから見た省エネ提案」というタイトルで、ポンプの使い方、設置の仕方で省エネを実現していく方法の勉強会です。省エネをポンプを使って、次の3つ点から考えていきます。①インバーターの活用でポンプの台数を制御します。②ポンプの取替えにより省エネを提案します。③ポンプの仕様の見直しを考えます。ポンプの台数を制御することで常に適正な流量、圧力の提供が可能です。ポンプと制御盤をユニット化することによりイニシャルコストを抑えることが可能です。ポンプの台数を増やすことで故障や緊急時のリスクの低減ができます。1台当たりの電動機圧力を下げることでライフサイクルコストが下がります。例えば某食品工場の給水設備の省エネ提案です。1800L/minx60mx30kwが1台、843L/minx70mx18.5kwが1台で合計48.5kwです。超音波流量計等で実負荷を測定して、瞬間最大水量を基に選定します。ポンプの電動機出力を6台に分け、付加に応じて圧力、台数制御を行い常に適正な給水を行います。具体的には2400L/minx60mx7.5kwのポンプを、6台に分散させてコストの低減を図ります。実際に年間で1,484,788円/年の節約になりました。▲42.4%の省エネ効果です。デメリットとしては急な水量変化に運転が追いつかない場合があります。この場合は別途増設タンクを設置することで対応できます。川本ポンプさんでは台数や出力、口径等、様様なニーズにお応えすべく給水ユニットの一品仕様も設計、製作が可能で特注対応もします。私は知りませんでしたが、スカイツリー、アベノハルカスの高層建造物に川本ポンプさんのポンプが使用されています。